MacOSで動作するネガフィルム反転ソフトを開発しています。
このソフトで反転した画像はこちらのインスタグラムアカウントで投稿しているので参考にしていただけると幸いです。
コンセプト
アプリ内チュートリアル1ページ目の文言そのまま。0.1.x から現在まで一度も変わっていない。
1. 「反転」ではなく「現像」だという立場
- 単純な色反転(255 − x)ではなく、ログ/濃度空間での反転。フィルムが本来もっている濃度特性に沿って戻す
- オレンジマスク(フィルムベース色)を独立して扱う。ベース色スポイトでフィルムの縁(未露光部)を拾えば精度が上がる、という導線は初期からの中心的な操作
- ホワイトバランスも「色を足す」のではなく、ハイライトが無彩色になるよう物理的に辻褄を合わせる方向で実装されている
2. 自動で終わらせず、最後は自分の手に返す
- 読み込めば自動で反転される(ゼロステップで見られる)
- でもそこがゴールではなく、色補正は オート / マニュアル / オート自動適用 と選べる。自動を押しつけない
- ベース色・ニュートラルを自分でピックできる。判断の主導権はユーザー側
- Color Balance(WB / Mid / High / Shadow)、カーブ、露出まで開いている
3. 「1枚」ではなく「1本(ロール)」を扱う
- フォルダごとドロップで一括読み込み → フィルムストリップでロール管理
- 編集のコピー/プリセットの一括適用/ロール全体に EXIF を適用/一括書き出し
- 「ロールから外す」はディスクのファイルを絶対に消さない(不変条件として明文化)
- 写真ごとの編集値はサイドカーファイルに保存。元データを書き換えない
4. 撮影者としての情報を、写真に残す
- 書き出し EXIF でカメラ・レンズ・焦点距離・絞り・SS・ISO・フィルム名・作者・著作権を自分で指定
- スキャン元の重複タグまで潰して、指定した値がビューアでちゃんと出るようにしてある
- 白枠 + キャプション(カメラ・レンズ・フィルム)で、作品として出せる状態まで持っていける
5. 壊さない・驚かせない
- 保存済みデータの見た目を変えない(内部値の意味を変えても、過去の編集・プリセットの描画結果は不変)
- サイドカーを勝手に消さない
- 破壊的操作には確認ダイアログと ⌘Z
- ロールからの除外はディスクを触らない
6. 個人開発ならではの距離の近さ
- 無料・macOS・直接配布(寄付歓迎 / GitHub Sponsors)
- 日本語 / English を再起動なしで切替
- アプリ内アップデータで自動更新、Discord コミュニティへの導線
- ISSUE は Notion で回し、ユーザーの「困った」がそのまま次の版に入る速度感
- 方針は「ぼちぼち更新」。急がず、止めず