以前、同じ内容でスキャナを制作しました。
しかし、使っているうちに不満点が大量に出てきてしまい、重い腰を上げてVer2を作成することを決意しました。
まず、以前のモデルで発生した問題点を挙げてみます。
・はめ込み式なので接続(フィルムとセンサーの平行性)が不安定
・光源の固定方法がない→不安定
・ネガフィルムケースの固定が金属ねじ(PLAに対して硬すぎるので、ゆがみやすい)
・デジカメ側のセンサーとネガフィルムの回転軸の平行性を合わせる必要がある(とても煩わしい)
・1コマずつスライドするのに微調整が必要
、、、と上げればきりがありません。
そこでせっかく3Dプリンターあるので作って損はないだろうって。
制作過程の写真がないのが残念ですが、自分がたどったステップについてつらつらと書いていきます。
①Canon EF100mm F2.8 L USMで使いたい!
ここは前と同じレンズです。
より平面性の精度を最短で上げるには?と考えた結果、レンズのフードの溝をうまいこと使えないかという天才的なアイデアが降ってきました。
ここまで来たら、あとはノギスでいろんなところのサイズを測りまくる!
結果、3~5回くらいフード側の設計・印刷をしていい感じになりました
②フィルムマガジンの再設計
今までのフィルムマガジンを参考にいかにしてラッチ構造のようなもの(フィルムをセンサーのど真ん中に持っていくもの)を作成するか考えました。
結果、溝を作ってゴムでテンションを張った板で押さえつけることで実現しました。(実はスキャン像が真正面ではないのでそのうち修正する予定)
③筒の部分の再設計
Ver1ではスキャンだけを考えて設計していたせいでフィラメントの消費量がとんでもありませんでした。
そこで、自分なりに省エネ化してみた結果が下画像の形です。
自分でやっておいてなんですが、かなりいい線言ってると思う。(左がVer2)
④水平レベルの微調整について
Ver1で一番の課題だったといっても過言ではない問題です。
今回のVer2では机に置いてスキャンする前提で、机マターで水平を出す方式にしました。
カメラを机に置くと、おのずと水平が出ます。(今のところ)
結果として、以下の不満点が改善しました。
・はめ込み式なので接続(フィルムとセンサーの平行性)が不安定
→フードの溝を利用することで接続安定性と平面性の両方を確保
・光源の固定方法がない→不安定
→スマホの簡易固定具設置
・ネガフィルムケースの固定が金属ねじ(PLAに対して硬すぎるので、ゆがみやすい)
→ばね式(ラッチ式)にしたことで、安定して固定とフィルムのコマの固定が可能に
・デジカメ側のセンサーとネガフィルムの回転軸の平行性を合わせる必要がある(とても煩わしい)
→水平を合わせるためにレベラーを設置したことで解決
・1コマずつスライドするのに微調整が必要
→ラッチ式にしたことで解決
・期せずしてさらに改善までしてしまいました。それは、ほぼフルフレームでのスキャンができるようになりました!(Canon 5DsRでのスキャンで約5000万画素)
あれ?
全部治りました。というか改善しました。
おそらく、きっとこの先また使っていくうちに不満が出てくると思うので、Ver3を作ることになりそうです。
というコトで「3D print 35mm FilmScanner Ver2」を作成してみましたが、いかがでしたでしょうか?誰かの参考になれば幸いです。
ここよりしたにスキャンしたフィルム写真をいくつか掲載しておくのでご覧になってみてください!
ではまた。
